人の暮らしの利便性をあげ生活を守るため、様々な土木工事を行っており、その中でも高い技術力を要する工事として、橋梁やトンネル工事があります。
私たちは高い技術力を習得するため、創業当初から大手ゼネコン様とのJV工事などにより、技術力の蓄積をしてまいりました。
トンネルの工事については「黒部の太陽」に象徴されるよう難工事が多く、綿密な測量技術をバックボーンに堀削を進めていきます。
山に穴を貫通させることは地球との闘い。岩盤や湧水など自然は私たちの行く手を遮ります。
その難工事を技術力と不撓不屈の精神により不可能を可能にしてきました。
トンネル工事は大きく2つの工法に分けられます。
平地や水の底などのやわらかい地質を掘り進むシールド工法と山岳地などの地山が固いときに行われるNATM工法です。
シールド工法とはシールドマシンと呼ばれる筒状の機械で土の中をゆっくりと掘り進めていく工法です。
前方の土砂を削りとりながら、掘った部分が崩れてこないようにマシン内部でトンネルの外壁となるブロックを組み立てていきます。
このように、トンネルの壁をつくりながら安全に掘り進めていくトンネル工事方法のことをシールド工法といいます。
NATM工法とは掘削後の地山の強度劣化を防止し、トンネル周辺地山が本来持っている耐荷能力を積極的に活用し、吹付けコンクリートやロックボルトあるいは鋼製支保工等の支保部材を組み合わせて用い、地山力をうまく発揮することにより安全性、経済性を追求した工法です。
トンネル工事は私たちの技術力の象徴ととらえ、難工事を乗り越え、人々のより良い生活を創造していきます。